「うぐいす」~魔法を解く力~ 18
光、

本当に光は、ただ静かに、

ある時間帯に、樹木さんに宿ります。


まず初めに、朝の陽の光を受けて、

根から水分を吸い上げるのです。


特に春の花を咲かせる高木(こうぼく)の樹木さんは、

水を吸い上げ、先端の枝葉に届くまでに、

時間がかかるものがあります。


しかし、背の低い樹木さんなどは、

比較的早く、水分が行き渡るので、昆虫さんなどは、

その時間帯を見逃しません。

小鳥さんも、朝のさえずりによって、

空間を清らかに波動調整をして、

水分を、清らかな幾何学文様の構造にしているのです。


一方、秋に葉の色づくのを愛でる紅葉さんや、

楓(かえで)さんは、吸い上げた水分を、

節の部位や、風などで折れた枝のあたりから、

樹液として、まるで水道の水が滴っているように、

春の朝、まだ食べ物が少ない時期に、

生き物たちに、栄養を届けているのです。


自然とそこに生息をしたものは、

一本の樹木でさえ、多くの実りをもたらします。


そこに、小鳥さんや自然の小さな生き物さんたち、

皆で分け合っても、食べきれないほどの実は、

人間が、食べることを許していただいて、

与えられるものがあります。


そして、その土地の人でも食べきれないものは、

木の実してそのまま、あるいは干したりして、

また、ドライフルーツを作り、保存して利用したり、

更にそれを余剰のものとして、交易をするようになりました。


寒い地区に育つ、メイプルシロップも、

大風などで、折れた部位から、樹液を生み出し、

土地の生き物がそれで養われ、また、大地そのものにも、

そのままにしておくことで、栄養が注がれ、

その地区の人は、与えられた分のみを、

余剰のものとして、交換する価値のあるものとして、

地上で交易をさせることを許されるのです。


このような、果物や樹液によるシロップは、

はちみつ採集をするよりも、もっと、

自然界に愛される甘味の取り方だったのです。


日本人は、干柿を作りました。

それを甘味として、交易をしました。


銀杏や、栗の木、椎の実、どんぐり、

それらの豊かな恵みを、地上の皆で分かち合う喜びがあるのです。


その、何にも負担のかからない、愛によって成り立つ食べ物、

それが、魔法を解く力を持つ食べ物、力をそなているのです。


人間が考え知ることのできる、実証や、物証としての歴史、

世界でも、日本でも1万年前から、8000年ぐらいの昔、

人間にとっては、そのバランスの良いと思われる時代でさえ、

実は、もう自然界から切り離された文化が始まりつつありました。


特定の植物を、集めて栽培すること、

それは自然のバランスを壊しやすいものにしてしまいます。


本来は、その樹木さんのある産地へ訪ねて、

運ぶ人間という仕事を与えられたり、届けるという、

自然な交易が生まれることが、地球にとっては、

負担の少ない生産となります。


インドや、アジアのスパイス、中国の漢方薬や、

日本の生薬それらは、最も良質なものを生み出す気候や、

力を生み出している土地柄のものが、

魔法を解く大きな力となっているのです。



はるか遠い古代、

日本では、鮭が取れると、塩漬けにして、

それらは全国各地へ配られました。

ほんの少し前でさえも、お歳暮時の贈り物として、

縁起ものだったのです。


今のような、乱獲や養殖ではなく、

川に上がってきた、自然のものの、一部を、

人間も分けていただいて、更に余剰の生産物として、

多くの地域の人々を養い、遺伝子の魔法を解いていたのです。


アユも、夏には、大量に川に上がってきます。

そのときも、川の流れに逆らって、簗などを作って、

魚を大量に活けとる、という方法ではなく、

一匹づつ採る、釣るというのが、

本当の自然の理にかなったものなのです。


大自然の余剰から生まれたもの、余ったものにこそ、

不思議な力が宿って、だからこそ、一匹でも貴重であり、

それだけで十分であり、アユの卵にしても、半分だけ食し、

あとは、自然界のために感謝をささげて、全部食べずに残す、

という、深い思いやりと、無駄にしないという心が、

地球の生命を、そして巡り巡って、自分自身の肉体の、

DNAのミクロの部位に、

おいなる働きかけを行う力となるのです。


つづく


みつ花




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by kotorihua | 2018-05-16 09:19 | 古今伝授
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