この食材が、体に良いから、あるいは魔法が解けるから、
これを食べる。まとめ買いをして、自ら取り寄せて、
あるいは、買い占めをして、というのは、
自然の摂理から、大きくそれてしまうに違いない。
そして、他を顧みない、過ぎたる振る舞いをすると、
必ずしっぺ返しが来てしまうものだ。
それでは、健康や幸せというものから、
遥かに遠く、遠ざかってしまう。
でも、本当にその食材を、食べるべき時に、
食べるべきものを、与えていただいて、
適切な量でいただくならば、人は本当に芯から癒されるのだ。
そして最も大切なことは、
自分のために食するのではなく、
自然界の働きを助けるために、補助するために頂くのだという、
そのような崇高な気持ちでいること、しかもそのことにすらも、
謙虚な気持ちで食することができるならば、
その食材は、自然界の神様の依り代となることがでる。
そして実際に、体内のミクロの次元に助けに来てくださる、
自然界の神々を、また、自然界のマクロの次元に返し、お助けする、
依り代の食材となれるのだ。
食事というのは、神との対話であり、約束であり、
救いであり、それが、巡り巡って薬となって救われる。
だからこそ、本当の、深い癒しにつながるのだ。
このように心がけていただく食事は、
何も健康であることや、魔法を解くだけにとどまらない。
清らかで、若々しく、美しい体や、
強く優しい心をも、作り出してゆくものなのだ。
つづく
みつ花