遠い街へ、買い物に行った時のことである。
一羽のドバトが、約束通りに、人混みの中に舞い降りた。 彼女は、人混みの中でも、私のことがよく見える位置に止まると、 私の魂の奥底を静かに見つめた。 そして、全身の羽毛を逆立てて、 繊細な領域を感知するアンテナとして、私を調べる。 この後、彼女は、私が春になるといつも鈍痛を感じる、 二つの部位を、それぞれくちばしで指し示した。 それで、終了。 「不定愁訴(ふていしゅうそ)」という言葉があるが、 なぜか季節によって症状が出てきたりするものがある。 痛みほどではないが、鈍痛のようなものを感じたり、 神経痛、歯の痛み、関節の痛みなど、 決して病名がつくことはないが、 東洋医学では「未病」とよばれる状態を抱える人は多い。 それらは、魂や遺伝子、そして心という、 肉体である物質と、非物質に限りなく近い、 精神との狭間に起きている、実に重い病である。 先祖からの因縁や、人から受ける感情による攻撃で、 心や精神は、ダメージを受けてしまうのである。 これを癒すことができるのは、神の領域である。 つまり、自然界の何らかの働きによってでなければ、 このダメージを癒すことはできない。 なぜ人は因縁を受けたり、人の感情的な攻撃の 対象となってしまうのかと言えば、 それは、すべて大自然の「摂理」に反していることから、 起ってくる。 人は摂理の持つ真のあり方や、振る舞いを知らないがゆえに、 巡り巡って、人々からの禍を受けてしまっているが、 だからといって、人との間の感情を取り繕うことよりも、 むしろ、摂理にそったあり方や、振る舞いに基づく生き方をすると、 その「未病」と呼ばれているものや、「不定愁訴」は、 段階に応じて、少しずつ、無くなってゆくものである。 「カドケウス」の杖の頂点に立つ鳥たち。 古(いにしえ)より、病を治す杖と呼ばれているこの杖は、 自然界の樹木と鳥がその魔法の秘密を握っている。 人間の知識や科学では、治すことのできない魂の深い病を、 神々や天使である、樹木や鳥たちは、癒してくれるのである。 この日以来、私の魂の深層が感じていた鈍痛を まったく感じることがなくなった。 後で知ったことであったが、それは、癒されていなかった先祖や 親類の悲しみが、私の細胞の奥で、痛みとなっていたことを知った。 人は死なない。 こうして誰かの中で生き続ける。 だから、なるべく命にとって、よき存在となれるように、 そして、いつか肉体という大地にとらわれの状態から、 自由に天空に飛び立てることのできる魂に、成長したいものである。 雲雀(うんじゃく)
by kotorihua
| 2012-04-07 18:12
| 身近な小鳥たち
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たちばな みつ花 今、メールは開けていません。画面をすべて、見られているなど。 しかし、「何か」を残しておいてもいいです 犯人を知っていたら、電話で、警察などに情報提供をするように。匿名でも。 寄付などの被害などや、儀式などにお金を出している人物がいたら、それは詐欺事件です。警察へ連絡を。 If you can use your English ,you should use this Blogs Comment Form. 検索
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