スズメのさえずる声は、人の声によく似ていると思う。
人間のすぐそばで生活する彼らは、
人間の心のみならず、生活のこと、食事のことなど、
実によく、何でも知っている。
買い物などがある日は、一足先に奔走して、
遥か遠い街の、お店の中など、
どこに何があるか、いち早く情報を仕入れている。
写真はご近所に住んでいるスズメ。
我が家から、一本離れたとおりに住んでいる。
木陰にいるところを声をかけて撮らせていただいたのだが、
枝でピントが合わせられないとわかると、
すぐに電線に移動して、快く撮影させてくださった。
こちらは初めに写した一枚である。
表情も硬かったし、枝も邪魔していた。
今日は暑いね、とか、日差しが強いのにごめんね。。とか、
たわいもない話をしていたのだけれど、
話しをしているうちに、親しく打ち解けることができて、
本当に嬉しかった。
スズメのさえずりは、人語にとても近い気がする。
本当にいつの日か、普通に話すことができるのではないかと、
思ってしまうほどである。
雲雀(うんじゃく)