ひな祭りの雛段はDNAの設計図である
歳時記の本当の意味が正しく伝えられなくなってから、

千年以上が経ってしまっている。


もともと歳時記というは、日本人のDNAの覚醒のために、

大自然の神々や、それに続く祖先たちの叡智が、

行事に意味を込めて、永く継承されてきたものであったが、

日本人の真髄であるがゆえに、大切なものであるがゆえに、

ある時期意図的に、まったくの反対の性質をもって、

それが催されるようになった。


西洋では、「666」が、獣という恐ろしい数字を表すという、

遺伝子の真実を、秘密裏に伝えているのと、同じように、

日本では「753」という、神につながる数字が大切なものとして、

古代日本人に、広くあまねく伝えられていた。


大切なものであるがゆえに、特に「七と五と三」に込められた、

歳や月のそれぞれの行事である、日本の真髄は、

古代からの意味が、正確に伝わっている地区も多く残ってはいるが、

ほぼ壊滅状態となっている地区もまた、実に多い。


目覚めていなければ、人というのは、いとも簡単に、

流行に乗せられてしまう。

無知というのは時に、恐ろしいものでもある。


本来、ひな祭りと上巳の祓いは、まったく別のものである。


ひな祭りとは、決して人形に厄を移して、災厄を祓うために行われた

祭りではなく、ましてや人形に人の厄を肩代わりさせるものでもなく、

古来の日本にはじめからあった、神の世界を知るための、

とても大切な行事なのである。


日本人の血の中に埋没している、失われたDNAの姿を、

雛段の上に敷かれている、毛氈(もうせん)という、赤い布の上に、

魂や遺伝子が覚醒してゆく、その順番通りに、

正確に並べられているものなのである。


赤い布である毛氈(もうせん)は、生命である「血」を象徴し、

その上に順番に並べられた人形は神々の司るDNAを表し、

命をはぐくむ子宮、生命の情報を保存する卵巣、

それらすべての象徴として存在している雛段は、

いわば、神を知るためのDNAの設計図なのである。


雛段は、日本神話にもあるように、

アマテラスとスサノオの誓約の場面をも表す、

と言えば分かりやすいかもしれない。


スサノオから生まれた三人の女神。

アマテラスから生まれた五人の男神。


そして神話でも表現しきれていない神々の真髄が、

実は、あの雛段には正確に表現されているのである。


奥義の断片の一つが、偶然正しく保持されていた地区、

そして、叡智を再び形にした人の存在、また、時の政権などの

追い風もあって、ほぼDNA通り正確に、

雛段は現代の形の中に叡智を取り戻している。


神である雛段の人形という、見える形となって表現されているものに、

もし、自分の厄をつけてお祭りする、であるとか、

人形(ひとがた)を作って、厄と一緒に川に流してしまうということが、

どんなに恐ろしいことであるかを知覚し、

日本人には本当に真実に目覚めてほしいと思う。


本来、厄というのは、自分自身の不完全な遺伝子が生み出す、

考え方の間違いや、思い違いが、意識の世界で形をとったものである。

それはまた、自分自身の生命エネルギーの一部である。

だからこそ、必ずいつか自分で気が付き、

良きものに転換しなくはならないものなのである。

真摯に自分に向き合っていれば、いつか必ず、

その方法を教え導いてくださるのが、自然界の神々なのである。


神々や祖先が覚醒したその道を、子孫が間違いなくたどれるように、

残してくれた、大切な道しるべである「ひな祭り」という風習を、

心を込めて大切にお祭りし、深く理解してほしいと思う。



雲雀(うんじゃく)
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by kotorihua | 2012-03-06 13:28 | 古今伝授
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