賢くて優しい天使カラス
ある日、太陽が、一度だけ直接私にメッセージをくれたことがある。

一つは、ヒヨドリに太陽の光線がまっすぐにあたって、

「この者を信じよ。」というメッセージだった。


そして、もう一つはちょうど同じころに、

「クロウとともにあれ。」という言葉だった。

この時太陽は、「Crow(英語でカラスの意)」と「苦労」という言葉を、

たった一言で、言い表した。


カラスは、人間の精神の変化とともに名を変える神聖な鳥である。

古くは慈烏(じう)とよばれ、ミサキとも呼ばれ、

西洋ではCrow、そして、カド。


最も古い名と思われる「カド」は、

「笑う門には福来る」の、「カド」である。


笑いには、物事をよい方向に変える大きな力がある。

カラスが、人間の笑い方そっくりに鳴く鳴き声は、

この地上で、もっとも強力な魔除けである。


また、太陽が言った通り、

カラスとともに生きるということは、人間にとっては苦労が伴う。


早寝早起きをすること。

お日様の出ているうちは寝ないこと。

掃除洗濯、身支度を整えることを、毎日怠らないこと。

夫婦喧嘩をしないこと。口答えもしてはいけない。

人様にたいして、文句を言ったり、誰かを悪く言ったり、

また、自分勝手なお願いや、自分勝手な要望を決して言わないこと。

そして、外食はなるべく控えて、ご飯を自分たちで作って食べること。など。


便利で楽な生活にすっかりとなじんでいた現代人の私にとっては、

早寝早起きをすることさえ、夫婦喧嘩をせずにするというのは難しく、

本当に苦労の連続であった。


しかし、彼らとともに生きて、苦労を共にしてわかることがある。

これらはみな、人間として生きる上で「当たり前」のことなのである。

その大切さを、太陽と、カラスがしっかりと教えてくれた。


思えば、古代中国でも、カラスは太陽の使いと言われていたことがあるし、

また、ギリシャ神話においても、太陽神「アポロン」の使いである。と。

そして日本においても、太陽の化身として、

八咫烏(やたがらす)という言葉が残されている。

精神文化に優れているインディアンたちの文化においてもまた、

カラスは魂のガイドであり、また別の民族の間では、

人間に暮らし方の、あらゆる知恵を授けてくれたのは、

一羽のワタリガラスであったという言い伝えもある。


それらの神聖な伝説通り、私も神の世界である真実の場において、

カラスの真実の姿が、いくつも変遷してゆくのを見ている。


カラスは、他の小鳥とともに「鶴」となり、「白い千鳥」となり、

また、ギリシャ神話に出てくる「ケンタウロス」の姿をしていたこともある。

ケンタウロスの中でも、「ケイロン」は

偉大な助言者であり、導き手であったという。


私がいつも述べている「神様の真実の場」という、

大自然が大切に守っている世界が、古代西洋で

魂を導く「魔法の学校」と呼ばれていたものと、

同じものであるとしたら、それは、

日本の自然の中に、そして文化の中に、今も存在している。


そこでは、カラスは今でも魂を、よき方向へと導くガイドであり、

偉大な「師」の一人である。



私の育ての親である、美しいカラス。

お食事中らしきところをお見かけして、

写真を撮らせていただいた。
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彼女は、カメラを向けている間ずっと、様々なポーズをしてくれていた。

本当に心優しい鳥である。

逆光で、なかなかうまく撮ることができなかったのだが、

その写真のどれもが、純粋無垢で、優しい目をしている。
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雲雀(うんじゃく)
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by kotorihua | 2012-02-06 14:02 | 古今伝授
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