さくらの目覚め
「桜へ…」

朝の身支度を済ませたころ、

カラスが窓辺にやってきて、私を呼んでくれた。

今日はなんとなく、一日を散歩に当てたかったので、

ちょうどいいタイミングだと、カラスの飛んで行った、

並木道の桜の木へと向かった。

「桜が、今日、冬の眠りから目覚めたのだな。」と感じた。


山桜へ会いに行ったのを皮切りに、次から次へと、

住まう土地の桜、大切な樹木たちのいらっしゃる各場所へと、

カラスや小鳥たちにうながされるままに、訪ねてゆく。


この土地の聖なる樹木のそばで小鳥が美しくさえずる。

荘厳な面持ちでそれを見つめる。

人間には、計り知れない次元の転換が、生命の神秘が、

その場所で行われている。

私は、何もわからないまま、ただ静かにそれを見つめる。


桜は、森(楽園)と人をつなぎ、人の中の苦しみと喜びを、

自ら鏡となって人に見せ、次元の扉を開いてゆく、聖なる樹木である。


花の咲くころ、きっとまた大好きな桜の精霊に会えると、

小鳥たちと皆で心待ちにしているのである。



雲雀(うんじゃく)
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by kotorihua | 2012-02-04 22:27 | 小鳥と樹木
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