サカキ(榊)とヒサカキ(姫榊)
榊も、姫榊も、どちらも人と天をつなぐ働きをする樹木である。

天へ向かう木なので、人は昔から、その木に祈りを乗せて神に届けた。


樹木は、特に常緑樹は、草花とは違って、

魂の永遠性の象徴として、優れた心の形態を反映する存在である。


榊も、姫榊も、両者は同じように尊い存在でありながら、

おのおのが、違った個性と特性を持って存在している。


こちらは榊、姫榊と区別して、真榊(マサカキ)とも呼ばれている。
f0216489_1624920.jpg

心に、言葉として語ることのできる榊は、人の心の祈りを、

天へ届ける伝達者として、神事の上で、

神に捧げる玉串とされてきた歴史がある。


榊は初夏に、白く可憐な小さな花をつける。

その香りは人間にとっても、地上に暮らす小鳥や昆虫、

そして目には見えない精霊たちにとっても、好ましいものであり、

花も実も多くの鳥たち、天使たちの好むものである。


すがすがしい香りは、邪気を払い、心を清め、人を清浄にしてくれる。

また、食べ物の少ない冬の日は、天使たち小鳥の貴重な食べ物となり、

彼らが、榊に宿ることで、神事は冬であっても、間違いなく

天に届いているのだということを、再認識したい。



こちらは姫榊(ヒサカキ)。
f0216489_1635073.jpg

姫榊は、その自分のつける花のつぼみと、まったく同じ、

白い真珠のような丸い玉の本質を持つ。


その本質が、人の本質と共鳴しあい、姫榊は、言葉無しに、

森の神々や天使たちへの発信受信装置となる。


アンテナのような姫榊は、異次元空間につながった神棚で、

家の中であっても、天へ直接、人の祈りを届ける。



桜の花の咲くころ、姫榊は、白く小さな花を咲かせる。

この花の香りは、人間であれば、少し敬遠しがちな、むせるような、

鼻にくぐもったような、特異な香りを放つ。


ところが、人が精神的な成長を遂げ、神や自然界の存在を、

かすかに感じることができるようになると、

この花の香りが、芳香となって、甘く香る。


その香りの美しさを表現するすべが、この世界の言葉にはない。

ある日この花の、花の香りが、わかる日が突然やってくる。

だから、本当は秘密の榊、「秘榊(ヒサカキ)」なのだと私は思うのだが。


このヒサカキの花にも、実にも、小鳥たち天使がたくさんやってくる。



雲雀(うんじゃく)
[PR]
by kotorihua | 2012-01-30 17:01 | 古今伝授
<< 赤い実と幸せなひと時 ドバト(別名カワラバト)の飛翔 >>



古えの奥義・天の鳥船と伝説の小鳥たち
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31