ナンテン(南天)の実とヒヨドリ
人は大いなる昔、神々の懐(大自然)に住んでいたとき、

神々である樹木を切り倒して家にすることはなかった。


山の岩穴や、洞窟に住んだり、

岩山や丘などに、小さな洞窟をくりぬいて、そこに住んだ。


しかし、ずっと後の時代になって、人々は、

神々と、その時に交わした古い約束のもとに、

木を生活で活用させていただくこととなった。


それ故に、人もまた、神である大自然へのお礼と感謝を忘れなかった。

それは、自らの心高めて、真実の世界で、よき存在となることである。

そのことによって、自然界にも人間にも豊かな相乗効果が生まれた。


そして現代

その頃の古い時代の約束を、すっかりと忘れて、

自分勝手にふるまう人間の姿がある。


歴史的な理由から、日本人は、大自然との約束を忘れてしまうことに

なってしまったけれど、文化や風習の中には、

しっかりとその叡智が伝えられていて、

人々は自宅に縁起のいい木を植えることを、親から子へ、孫へと、

長い年月に渡って継承してきた。


縁起のいい木とは、人間の心と魂の成長を助けるために、

人間にとって味方となり、叡智を授けたり、

大自然の神々との調和や、仲立ちをしたりと、

常に、真実の世界への帰還を助けるために、活躍してくれている。



こちらは南天の実をついばむヒヨドリ。
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ヒヨドリは、縁起のいい木を、ただ植えればいいというのではなくて、

花咲き、実るものは、鳥たちが食べて初めて、

天と人とをつなぐ懸け橋となると、そう教えてくれた。
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つげの木、一位の木、松の木、千両、万両、梅、桜、

竹林、和棕櫚、柿、椿、山茶花、寒椿、ユズリハ…


それら「縁起の良い木」を植えるとき、

自分たちの楽しみのためではなく、

大自然の循環を通して、天使たちが召し上がることで、

我々人間にも巡り巡って、やがて何らかの確かな恩恵が

自分の元にやってくるのだという、

樹木一本一本が、小鳥一羽一羽が宿す、存在の意義の、

「本当の縁起」を、知りたいとは思わないだろうか…。



雲雀(うんじゃく)
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by kotorihua | 2012-01-29 14:26 | 小鳥と樹木
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