道路から、建物の屋根にいるスズメを写す。
スズメの写真を使わせてほしいと思っています。と、
心の中でつぶやくと、突然彼は飛翔して、
向かいの民家の植え込みに止まった。
その時、偶然写した、スズメの飛翔である。
彼らは人間のそばで長い間ともに生きてきた。
人間の暮らしと心を、人間以上に深く洞察している。
その洞察力からくる眼力は、
鷹にも決して引けを取らないのではないか、とさえ思えてしまう。。。
が、しかし、この瞳はとても優しい。
すぐに仲間が集まってきて、写真を撮らせてくれた。
雲雀(うんじゃく)