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満開の梅の花
今年、花を咲かせてゆく一本の梅の木と、

毎日のように向き合った。
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昨日初めて、梅の花の花びらが、ほんのわずか風に舞い散るのを見て、

今朝になってから、なぜかどうしても、梅の花のことを知りたいと、

強く願うようになった。

なぜだか理由はわからない。


私は今日、精霊の領域で、梅の花の本当の名を垣間見た。

そして、その名に驚愕した。


日本における、梅の花の真実の名は、今は語ることはできないけれど、

いつの日かきっと、日本人に伝えられる日が来たらいいなと思う。


いたたまれなくなった私は、雨の降りしきるなか、カメラをもって、

梅の木の花の前に立った。

こぼれ落ちるほどに白い花は満開で、雨にそぼろぬれている。

泣きたいような気持ちだった。嬉しくて、不思議で。。。


今咲く花は、今しか見れない。

人生はそういうものだ。一瞬を見逃してはならない。

過ぎ行くすべての季節も、命も、思いと宿命と、叡智を宿している。

だから、私は今日、

雨にぬれることもいとわず、梅を見ていた。


気が付くと、小鳥たちも雨だというのにそばにやって来て、

きっと自然界では、久しぶりであろう、梅の真の名を垣間見た人間と、

こうして雨にぬれてくれている。


雨にぬれながら梅を見る。。。

意識の世界でアマフル神々の、雨という一つの仮の姿。
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通り過ぎてゆくだけなら、きっと、

落ちてゆく雨は、ただのしずくであろう。

そして梅は、ただの梅である。


でも、もし向き合う人がいたならば、

梅はその大いなる歴史の書を開くだろう。

それは、人間と神々との、長く久しい約束だから・・・



雲雀(うんじゃく)



雨、しずく、それは、なんということはない自然現象である。

でもそれを、山桜の神様が、時雨(じう)の降った頃に、

雨の呼び名一つとっても、人間が失ってはならない叡智であると、

私に教えてくれたことを思い出した。。。
by kotorihua | 2012-03-09 20:09 | 小鳥と樹木 | Comments(0)
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