今日のキジバト。
家族のような身近な彼らを、今日は記事にしたいと思っていた。
写真を撮らせてほしいとお願いしたら、
買い物途中の小路に、キジバトが舞い降りてくれた。
彼女とは、雛だった頃からのお付き合い。もう二年は経つ。
彼女には、何度も助けていただいた。
今日のように冬の良い天気で、空に大きな雲のかたまりが、
いくつも流れてゆくときは、この平和な街にも、
猛禽類がよく来るので、周囲の状況を、しきりに心配していた。
彼女には、まだ幼い雛がいるので、雛のことが心配なのだと思う。
キジバトは、いつも生活で必要な物質を、新しく購入すると、
それを家に入れるとき、あるいは初めて使う時に、
必ず窓の外でさえずってくれる。
私は、それを寿(ことほ)ぎと呼んでいる。
ものを大切に使って、使うことによってもっと幸せになるように、
祈ってくれているように感じる。
小鳥のさえずりや、小鳥の魔法で、物には神様が宿るようになる。
これは江戸時代の人々や、アイヌ民族の人々が、
物にも魂が宿るといって、大切に丁寧に扱っていた風習と同じだと思う。
食べ物を、人々が自然に即して、おいしく食べることを、
とても喜んでくれて、その時も美しくさえずる。
このキジバトは、
以前お友達のシロハラを紹介してくれた鳥である。
雛といるときや、普段の彼女は、母性の優しさであふれている。
雲雀(うんじゃく)